フエの中心にはグエン王朝の最後の遺跡があります。そこには当時、行政機関や軍隊の本部、城、寺、皇帝たちの墓などが集まっていました。
グエン王朝時、ベトナムの首都を「フオン」という川の岸沿いにつくり、海への出入りを容易にしました。また、この首都は北京の紫禁城を模倣しています。
建造物群をゆっくりと散策し、立派な彫像、貴重な宝物、複雑なモザイクなどを見ながら、各代の皇帝の歴史を感じることができます。グエン王朝は1945年に終了しましたが、ベトナムの政治的・文化的・宗教的な中心であったフエ建造物群は今日でも大切にされています。
ヒント:数え切れないほどの撮影スポットがあるので、カメラは必ず充電してください。もっと見たいですか?自転車をレンタルして帝廟までサイクリングしながら、途中のフエの田舎の景色も楽しみましょう。
ニンビンには神聖な寺院、穏やかな田舎、印象的なカルスト地形が融合しており、訪問者を魅了します。チャンアン複合景観と、10世紀から11世紀までベトナムの首都であった古都ホアルーが組み合わさり、ベトナムの人気世界遺産の1つになっています。
ニンビンの荘厳な景観は、カルスト地形により構成されており、静かな水路と緑豊かな水田に覆われています。地元の漕ぎ手による伝統的なサンパン(河川や近海を航行する平底船)の列は、洞窟や熱帯雨林の間を穏やかに進んでいます。苔で覆われた寺院を参拝しながら崖の上まで登ると、足元に幻想的なパノラマが広がります。
昔、ホイアンはにぎやか港町でした。外国からの商人も多く住んでおり、15世紀から19世紀まで、中国人や日本人、欧米人がトゥボン川の岸で店を開いていました。現在、この古い町並みの30ヘクタールはユネスコ世界遺産に登録されています。
ホイアンの文化的な特徴は、狭い通りの中に現れています。 特に昔ながらのお店は、先祖代々受け継がれているエキゾチックな木彫りの瓦屋根の建物が印象的です。 古いフェリー埠頭から離れた場所には、市場、寺院、かつて町の日本人と中国人のコミュニティをつないでいた木製の橋などがあります。 また夜になると、通りが何千ものランタンに照らされて、素敵な雰囲気に包まれます。
ヒント:満月の夜にはランタン祭りが行われます。月明かりとランタンのみに照らされ、観光客や地元の人たちでより一層賑わいます。
ハロン湾にはさまざまな伝説があります。例えば、「ハロン」という名前の意味は「龍が降りる」です。昔、大きな龍は空から降りてきて、真珠を吐き出しました。その真珠が姿を変え、ハロン湾に浮かぶ島々になったと言われています。
この壮観な湾と自然遺産は、ハノイから165kmのトンキン湾に広がっています。 1,600を超える石灰岩の層に隠れているのは、ビーチ、素晴らしい洞窟です。行くのに最適な方法は、一晩のクルーズです。朝は日の出を眺めたり、太極拳をしたり、洞窟を観光したりします。午後は、水泳やカヤックをしてアクティブに過ごしたり、サンデッキでリラックスするのも気持ちがいいです。心地よい海風を感じながら夕日を眺め、暗くなると星空を眺めることができます。
ハロン湾の景色には、そこで生活する地元の人々の様子も欠かせません。 子供たちは舟で学校に通い、大人たちは魚を売ったり、湾で採れた海鮮を調理して販売し、生計を立てています。こういった人々の生活もハロンの雄大な風景を形作る大切な一部になっています。
ヒント:ハロン湾は、晴れて澄んでいる時と、寒くて霧が出ている時があります。そのためハロン湾へ行かれる際は、まず天気を確認することをおすすめします。
フォンニャはクアンビン省の山脈トゥルオンソンの一部です。ここは卓越した石灰岩のカルスト地形が形成されており、冒険愛好家を魅了します。国立公園には126,236ヘクタールの密集した熱帯林、巨大な洞窟、地下河川があります。
フォンニャには世界で2番目に大きい「ソンドン」という洞窟があり、その中にもさまざまな種類の洞窟が広がっています。数日間のトレッキングでは、洞窟の奥まで進み、自然にできたプールに飛び込んだり、地下の川沿いでキャンプもできます。また、フォンニャ洞窟や曲がりくねったソン川をボートで見学することもできます。
フォンニャケバン国立公園には洞窟だけでなく、珍しい動物も生息しています。クマやトラなどの野生動物たちはユネスコの保護地域内で発見されており、フォンニャは自然愛好家からも人気の場所です。